文部科学省 教育課程研究指定事業  公開授業を開催しました

 12月21日(水)、基礎看護実習室Ⅰにて、専攻科1年生「看護の統合と実践Ⅰ」の公開授業を行いました。本校看護科は、平成28・29年度の2年間、文部科学省から教育課程研究指定事業を受けています。今年度の研究課題は、「体験や実践的な学習を通して生徒の思考力、判断力、表現力を高める工夫改善と学習の実現状況の把握」についての研究です。生徒がやる気になり探求力、コミュニケーション力が育つように、チーム基盤型学習(team-based learning,TBL)を取り入れています。

 本時の授業は、事例の退院指導(演習)を通して、生徒の主体性を引き出すための学習活動として以下の3点に取り組みました。
① 患者の看護問題について、本人・家族が納得する解決方法を導くことができる。
② 他のグループの演習から看護問題解決の課題について思考を深めることができる。
③ 退院にむけてのよりよい指導になるために看護者に必要なことを考えることができる。

 また、公開授業終了後、研究協議会を行いました。文部科学省初等中等教育局児童生徒課・教育課程調査官福村知加子様、和歌山大学教育学部社会科教育教室准教授岩野清美様のご参加を頂き、活発な意見交換が行われました。