教育課程研究指定事業として

専攻科1年 公開授業を行う

 12月17日(木)、基礎看護実習室Ⅰにて専攻科1年生の公開授業がありました。本校看護科は、平成26・27年度の2年間、文部科学省から教育課程研究指定事業を受け、自ら学び、考え、行動する力の育成のための指導の工夫を研究テーマとして、看護の新設科目「看護の統合と実践」において、協同学習のジグソー学習法を活用した取り組みを実施しています。
 本時の授業では、事例の退院調整カンファレンス(演習)を通して、生徒の主体性を引き出すため、学習活動に
  ①患者様の看護問題について、本人・家族が納得する解決方法を導くことができる。
  ②他のグループの演習から、自己のグループの看護問題解決の課題について思考を深めることができる。
これらの2つの要素を重点的に取り組みました。
 公開授業終了後、研究協議会を行いました。文部科学省初等中等教育局児童生徒課・教育課程調査官をはじめ和歌山県立医科大学保健看護学部教授がご参加されました。
 単元の目標である「実践においてマネジメントが適切に行える能力を養う」は、どのような観点で査定できるのか、「生徒の自ら考え、判断し、表現する」これらの能力を高めるための取り組み等を、公開授業の高評を含め活発な意見交換が行われました。


 平成28年1月13日、暴風のため公開授業当日参加できなかった和歌山大学教育学部社会科教育教室准教授をお招きして研究協議会を行いました。
 公開授業の様子を録画したDVDの詳細な分析をもとに、「よりよい協同学習の在り方を目指して」をテーマに、①オーセンティック(真性の学習)な学習過程、②無駄な時間を作らない、③ジャンプのある課題について講演して頂き、学生と教員がともに学び続ける授業について考えることができた有意義な協議会でした。