校 長 挨 拶


和歌山県立熊野高等学校 校長 入澤 和彦

 

本校は大正12年に西牟婁農業学校として開校して以来、幾多の学科改変を行ってまいりました。平成18年には全学年が総合学科となり、その後、更に看護科(高校過程3年と専攻科2年の5年一貫制)が加わり、現在2学科を設置する学校となっています。

『自立』『共生』『貢献』『挑戦』を校訓とし『豊かな人間性と確かな学力を培い、自主自立の精神に富み、社会に貢献できるたくましくて思いやりのある人間を育成する。』を教育目標に掲げています。


「総合学科」はそれぞれの夢(進路)を自らの切り拓くために、生徒一人ひとりの様々なニーズに応えられるように5つの系列があり、その中の約100種類の選択科目から自分に必要な科目を各自で選択することができます。また、「看護科(5年一貫制)」は県下唯一の県立学校として看護師を養成し、毎年100%近い国家試験合格率を誇っています。

本校の特色は地域との関わりをとても大切している点です。特にボランティア活動・地域交流は生徒会や各クラブを合わせると年間150回以上です。
近年、文部科学大臣優秀教職員として本校教職員一同が表彰されました。日頃から地域との関わりを重視した活動に取り組み、地域社会の中核を担う若者を育てる活動を行っている点が国から評価されています。
もう一つはクラブ活動がとても盛んな点です。多くのクラブが全国及び近畿レベルで活躍していると同時にクラブ加入率・実質活動率は共に約100%です。それゆえに生徒の学校生活満足度も非常に高いものになっています。

総合学科ができた時に掲げた『めざせ!わかやま一番校』を、新型コロナ感染による空前絶後の時だからこそ、このピンチに打ち勝つために目標を『めざせ!日本一番校』にします。『日本一』とは結果が日本一を目指すのではなく《志》(生徒の努力・やる気)で日本一、そして生徒が《日本一行きたい学校づくり》を目指していく所存です。そのためにも保護者・地域の皆様の温かいご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。