総合学科 – 和歌山県立熊野高等学校

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総合学科とは

総合学科は、普通科と専門学科、両方の要素を合わせ持っており、両方の学科からなる幅広い選択科目が特徴です。必要な単位を履修すると卒業できる「単位制」で、1年次は必修科目を中心に、2年次以降は選択科目を中心に学びます。

普通教科（国語、地理歴史、公民、数学、理科、保健体育、芸術、外国語、家庭、情報）と専門教科（農業、商業、福祉）からなる約100の科目の中から、自分の進路目標や興味・関心に応じた科目を選択します。

科目選択が進路目標に沿ったものになるように、「産業社会と人間」（20人展開）という授業で、担任の先生が丁寧な指導をしてくれます。また、選択の目安となる「系列」や、選択のお手本となる「モデルプラン」などを参考に、科目を選択してください。

他の高校にはない「科目（学校設定科目）」を多く開設しています。また、校外学習や体験学習などいろいろな形の授業を用意しています。

「フードデザイン」・「異文化探究」・「世界の音楽」・「篆刻・刻字」・「油絵」・「フラワーアレンジメント」など、興味関心をさらに広げてくれるさまざまな科目が用意されています。

ほとんどの高校は学年制といって、コースや学科によって決められた科目を履修し、一定の成績を収めて、その単位を修得しなければ進級できません。総合学科は単位制を採用しているので、3年間で必要な単位数である74単位を修得すれば卒業できます。2・3年次生が一緒に授業を受けることもあります。

ただし、単位の修得のためには、①「知識・技能」②「思考・判断・表現」③「主体的に学習に取り組む態度」の各観点において一定の成果が認められなくてはなりません。厳格な単位認定に応えられる生徒であることを期待しています。

100科目を進路や興味に合わせていくつかのグループに分けています。そのグループを「系列」といいます。それぞれの進路に応じて「系列」を選択し、さらに進路ごとに示してある「モデルプラン」を基本にして科目を選択します。

語学・歴史・芸術・理数・家庭など幅広い科目を開設している系列で、身近な事柄から国際的な事柄まで幅広い内容を学べます。基礎学力を充実させ、さらに自分の興味や関心に応じて発展的に学習できる科目を多く設けています。あわせて私立文系大学や公務員試験・就職試験に対応した科目選択が可能になっています。

チャレンジできる資格

｢簿記実務検定｣｢ビジネス文書実務検定｣｢情報処理検定｣「珠算・電卓実務検定」の上級資格の取得を目標に、それに対応した科目を学習します。ビジネスに関する知識を学ぶことで、社会人として活用できる力をつけることはもちろん、進学して専門的知識を身につけられるよう科目が設けられています。

チャレンジできる資格

森林や環境を含む農業関連科目の学習を通して、生命や食の大切さを学びます。体験的な学習を取り入れており、知識だけでなく技術の向上も目指します。この系列では非常に幅広い学習を行うため、2つのコースに分けて、より専門的な学習を深められるようにしています。

園芸（野菜、果樹、草花）、森林環境を中心に学習を深めます。栽培管理の実習を体験し、専門的な知識や技術を高めます。ただし、このコースを選択するには、2・3年次とも、このコースの科目を1科目以上選択しなければなりません。

チャレンジできる資格

私たちの住む身の回りの環境から都市環境そして気象災害や災害復旧工事まで、幅広く環境についての知識や技術を学習できる科目を集めています。また、土木技術者（土木施工管理技士）を目指す基礎的な科目を用意しています。

チャレンジできる資格

生涯を通じ、豊かで健康的なスポーツライフに積極的に関わることができるように「フィジカルスポーツ」「トレーニング＆コンディショニングⅠ・Ⅱ」という科目を設けています。解剖生理学や栄養学・トレーニング理論等、スポーツや健康に関して多角的に学習し、あわせて自らの競技力向上をめざします。

介護職員初任者研修の修了を目指すための科目を設定しています。ただし、資格修了を目指すためには、この系列に属するすべての科目を履修する必要がありますので、コース的な性格を持ちます。モデルプランに従って、選択することが必要です。

チャレンジできる資格