「 平成29年度教育課程研究指定事業 」 専攻科1年生 研究授業を実施

 11月20日(月)、基礎看護実習室Ⅰにて専攻科1年生の研究授業がありました。
 本校看護科は、平成26年度から文部科学省国立教育政策研究所教育課程研究センターより教育課程研究指定事業を受けています。
 平成28年度から、「体験や実践的な学習を通して生徒の思考力・判断力・表現力を高める工夫 ~学生がやる気になる協働学習の工夫とピア評価の充実~」を研究のテーマとして「看護の統合と実践」の科目において、取り組んでいます。
 今回の授業は、TBL学習法を取り入れています。TBL学習法は、3つのステップがあります。ステップ1は、予習課題を提示すること。ステップ2は、事前学習の確認テスト。ステップ3は、応用課題を取り組むこと。今回の授業での「退院調整カンファレンス演習」は、ステップ3にあたります。

 本時の授業では、事例の退院調整カンファレンス(演習)を通して、生徒の主体性を引き出すため、学習活動に
  ①患者の看護問題について、本人・家族が納得する解決方法を導くことができる。    
  ②他のグループの演習から看護問題解決の課題について思考を深めることができる。
  ③それぞれの立場看護問題を考え解決の課題について思考を深めることができる。
 これらの3つの要素を重点的に取り組みました。

 また、授業終了後、国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官福村知加子様、和歌山県立医科大学保健看護学部教授内海みよ子様、和歌山大学教育学部准教授岩野清美様をお迎えして研究協議会を実施しました。今回の研究テーマである「ピア評価」等について意見交換をしました。