韓国・果川市高校生と交流しました

 韓国・果川市高校生との交流(1月16日(火)、17日(水)、22日(月))

 昨年度に引き続き、今年も韓国・果川市の高校生が本校を訪れ、生徒間交流を行いました。韓国・果川市は白浜町が交流を行っている友好都市です。
今年は男子学生6名、女子学生4名の計10名が本校を3日間訪問し、本校の授業に参加したり、日本語の研修を受けたりしました。

 初日の16日(火)は、まず職員室で挨拶を頂き、その後校内放送で本校生徒の皆さんに向けての挨拶が行われました。とても流暢な日本語とユーモアあふれる挨拶を頂きました。この日は、日本語の研修を他に、AⅡ群異文化探求と応用書道の授業に参加し、本校の生徒と交流しました。異文化探求の授業では、本校の生徒がグループに分かれ、それぞれのグループが校内を巡り、様々な授業を一緒に見学しました。応用書道の授業では、実際に日本語の言葉やことわざなどを半紙に書きました。放課後は、柔道部と華道部を見学しました。柔道部では実際に部員を投げるなど、柔道の体験をしてもらいました。華道部では、部員が外部講師の指導を受ける様子を見学しました。16日は初日ということもあって、韓国の生徒の皆さんも本校の生徒も緊張しているように見えましたが、活動の中で、会話が弾んでいるように見受けられました。

 2日目17日(水)も、日本語の研修に加え、2つの授業に参加しました。一つは4時間目のAⅠ群英米語表現の授業でした。この授業では、この日のために3年生が校内の案内文を作成し、2年生はウエルカム・カードを作成しました。当日は、2年生が韓国の生徒の皆さんを案内し、3年生が作成した校内案内文を読み上げました。あいにくのお天気でしたが、校内の様々な場所を案内することができました。その後、生徒ホールで一緒に昼食をとりました。お昼休みということもあり、英米語表現選択生以外の本校生徒も自然と集まり、話が弾みました。午後には2つ目の授業、看護科2年生のコミュニケーション英語Ⅱで一緒に授業を受けました。授業ではグループに分かれ、それぞれのグループで共通する点を探したり、英語の活動を行ったりしました。どちら側の生徒も和気あいあいとした雰囲気の中、取り組みを進めることができました。放課後は最初に吹奏楽部を訪問しました。韓国でも放映された『逃げるは恥だが役に立つ』のテーマソングが部員に演奏され、手拍子でも盛り上がりました。その後はサポーターズリーダー部を訪問し、ダンスでの交流をしました。大変アクティブな1日となりました。

 最終日22日(月)は前の週から引き続き、日本語の研修に加え、3つの授業に参加しました。午前中は看護科1年生の芸術選択授業・音楽と子どもの発達と保育の授業を訪問しました。音楽の授業ではお琴の授業が行われ、本校生徒が教えたり、韓国の生徒も演奏してみたりしました。子どもの発達と保育では一緒に折り紙をしました。このような取り組みの中で、韓国の生徒の皆さん本校の生徒も自然と会話が弾みました。午後は最後の交流授業として、2年E組現代文Aの授業に参加しました。この授業では、ちょうど芥川龍之介の『鼻』に取り組んでいるところでした。韓国の生徒の中には芥川龍之介を知っている生徒もおり、その博学ぶりに驚きました。授業では『鼻』の主人公やあらすじを確認し、実際に物語を体験するという取り組みが行われました。どの生徒も興味をもって楽しく、真剣に取り組んでいました。放課後は、最終日ということもあり、生徒会、サポーターズリーダー部が中心となってお別れ会を行いました。生徒会長2B松田翼君の挨拶に続き、韓国の生徒の皆さん、引率の先生から今回の訪問に対する感想を話してもらいました。それぞれから今回の訪問がとても楽しく、有意義な時間だったというコメントを頂きました。また、本校からも副会長2C澤辺千鶴さん、書記2A梅本蘭さんから交流した感想を述べてもらいました。その後は全体での記念撮影を行い、本校生徒による花道を通って最後となりました。

 3日間という短い期間ではありましたが、韓国の生徒の皆さん、本校生徒ともに有意義な時間を過ごせたと思います。