合同防災訓練(上富田町・熊野高校)実施!


 10月21日(日)、上富田町との合同防災訓練を実施しました。これは、上富田町役場、田辺消防署上富田分署・上富田町消防団、田辺警察署、
地域医療機関等 関係機関との連携により、町を挙げての総合防災訓練となっています。

 まず、Kumanoサポーターズリーダー部と選択科目「暮らしと防災」選択生が手分けして上富田町の避難所4か所に出向き、訓練に参加された住民
の方々の点呼を取って本校体育館へ誘導、心肺蘇生ダンスの披露などを行いました。

 並行して本校生徒たちは、8時57分に東南海・南海地震が発生したとの想定で避難訓練を開始、一時机の下に身を隠した後、揺れが収まったと
の放送で避難経路に従ってグラウンドに避難しました。
 9時10分からは、サポーターズリーダー部の3年B組岩佐佑莉香さんが福島県相馬市へ上富田町の小学生とともに訪問した報告と、同看護科2年
矢出千晶さんが台湾花蓮縣復興支援の報告を行い、現地の様子を伝えて当事者の思いに寄り添う支援の必要性を訴えました。

 9時30分からは、石川県津幡町からの緊急物資搬送訓練と田辺消防署上富田分署・上富田町消防団の放水訓練、9時40分からは防災ヘリコプ
ターの患者搬送訓練などなど、専門部署による訓練を見学しました。また、その間に、炊き出し訓練担当生徒は、地域の担当の方々とともに炊き出し
訓練を行いました。



 10時からは、住民の方々にも1グループとして参加いただいて、学年別の3グループと合わせて4グループでの体験訓練を行いました。
 グループごとに、①倒壊した建物等から被災者を救出する防災資器材取扱い体験、②煙体験、③自衛隊の方々から指導いただくロープ
ワーク、④消火器取扱い体験 の4つを順に体験していきました。

 11時30分頃に午前中の訓練を終え、奥田町長、入澤教頭挨拶の後、解散する住民の方々に炊き出し訓練で調理した炊き込みご飯と
津幡町からの支援物資を持ち帰っていただきました。