“熊野古道を歩こう”(1年生)


 11月1日(木)、よく晴れた肌寒いほど澄んだ空気の中、1年生は発心門(ほっしんもん)王子から大斎原(おおゆのはら)、そこから大日越
(だいにちごえ)で湯の峰温泉までの熊野古道歩きに挑戦しました。

 バスで発心門王子まで移動し、担任の先導でクラスごとに出発。あとはそれぞれのペースで古道を歩きました。
 大斎原で昼食と休憩を取り、難所の大日越です。登り口から急に始まる石段を登り登って、まずは月見ヶ丘(つきみがおか)神社を目指し、
それぞれに小休憩を入れながら(休憩なしの強者もいたようですが)鼻欠地蔵(はなかけじぞう)を通って湯の峰温泉まで。
 世界遺産の参詣道だけあって、すれ違う中には欧米系の外国の方々も多く、道を譲ったり譲られたりしながら、その度に生徒たちは「こん
にちは」「ハロー」と笑顔で挨拶していました。

 湯の峰温泉からは再びバスで帰校しました。朝のバスの中では生徒たちは遠距離の山歩きの大変さにばかり気持ちが向いていたようでしたが、
帰りのバスでは「思ったよりおもしろかった」「楽しかった」という声が多く聞かれました。
 過酷なしんどさも含め、友人と励まし合ったり自身を励ましたりしながらの古道歩きは、生徒たちの心に何らかの幸せな記憶をもたらしたようです。