10月21日(日)に実施した上富田町との合同防災訓練の午後は、本校独自で更に「防災トレーニング」を行いました。 今度は、災害が起きてすぐというよりは避難した直後や避難所で、地域と連携し「守られるのではなく守る存在」として主体的に行動するための知 識・技能を身につけるためのトレーニングです。 午前の合同防災訓練ではクラス単位、学年単位で行動しましたが、午後はクラブ単位で動き、あらかじめ講習を受けた部の代表者からレクチャー を受けながら、時間で区切ってトレーニング1からトレーニング4までを順に行いました。 トレーニング1は「パーティション組み立て」で、体育館などが避難所になった場合のパーティションの用途について、実際に組み立てながら学習し ました。トレーニング2は「マイトイレ・マイスリッパづくり」。まず被災時に停電や断水で水洗トイレが使えなくなった場合にトイレの水抜きをして簡易 トイレを設置する方法をスライドで学び、続いて新聞紙で簡易トイレと簡易スリッパを作成する方法を習得しました。 トレーニング3は「搬送法・応急担架」訓練で、あれば毛布を使用して一人または二人で搬送する方法を学びました。トレーニング4では「介添え (車いす・歩行)」を学習しました。歩ける介護者に歩行介助を行う際の注意点や、自力では歩行できない人を車いすを使って介助する場合の注意 点などを、役割を交代して介助される側の感じも味わいながら習得しました。 最後に振り返りを行い、このトレーニングの目的である「被災時に地域と連携して主体的に行動できる熊高生」「『守られるのではなく守る存在』と しての防災文化の継承」を、今後も意識していくことを確認しました。 今回、この午後の防災トレーニングは、事前に準備を重ねて、運営も各トレーニングの講師もすべて生徒で行いました。こういう活動の積み重ねが まさに主体的に行動できる熊高生を育てていくと考えています。 |