学校長挨拶
和歌山県立熊野高等学校
           校長 夏目 康弘
 本校は、平成34年に創立100周年を迎える歴史ある県立高等学校です。現在、総合学科と看護科の2つの学科があります。総合学科は、それぞれの夢(進路)を自ら切り拓き、その実現のために、自ら「高校生活を創造」していく学科です。そのため、本校では2年次からは、自分自身に必要な科目を選択し、勉強しています。現在5つの系列(人文科学、総合ビジネス、グリーンマスター、スポーツ健康、社会福祉)があり、それぞれの系列の特色と役割を果たしていけるよう目指しています。看護科は、5年間一貫制で、看護師国家試験に全員合格できるよう目指しています。また、卒業後は就職のみならず大学3年次にも編入学出来る制度があります。

 さて、平成29年度より本校はコミュニティスクールとして出発します。すでに熊高教育協議会から生徒達を「地域が一体となり支援していこう」と平成13年度から様々な提言をいただきながら活動を続けて参りました。また、平成16年度からは、「地域との関わりを重視した活動」と「教育環境の整備促進」への支援をいただき、すでに大きな成果を上げているところであります。地域に根ざした学校として、地域との結びつきを強め、平成27年9月「上富田町まちづくり連携交流協定」を締結しました。地元自治体と協力して様々な活動がより充実・発展させていけるようにと考えています。

社会はすごいスピードで変化しています。変化する社会に通用する生徒をどう育てるかを考え、この学校で何が出来たか、出来るようになったかということ、一人ひとりの個性の違いを考え、能力を伸ばす工夫をし、そして、正解がない問題に対して「何とかする力」を培うこと、「生きる力」をつけて、個々の目標を達成して行けるようにしたいと考えています。

 皆様も宜しくご支援ご協力をお願いします。

平成29年4月1日