校 長 挨 拶


和歌山県立熊野高等学校 校長 左近 晴久

 
  県立熊野高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 昨年度に実施した百周年記念事業においては、多くの皆様方に様々な形でご協力を賜り、誠にありがとうございました。おかげさまで、所定の行事を無事に終えることができました。また記念事業の一環として校歌碑の設置や正門及び講堂周りの整備が行われ、校庭の豊かな木々と相成って、新たな学びと憩いの空間ができあがりました。

 本校は大正12年に開校した県立西牟婁農業学校を母体とし、15年に熊野林業学校、昭和21年に熊野農林学校と改称され、23年には学制改革で県立熊野高校となり、現在に至っています。その間には農業や林業だけでなく、家庭科や普通科も併設されていたこともありましたが、平成20年からは総合学科と看護科を設置する学校として歩んでいます。

 往事と比べて生徒数は減っていますが、学校としての活力は減じていません。生徒たちは勉強やクラブ活動に熱心に取り組んでおり、地域の様々な活動にも積極的に関わっています。また、熊野高校教育協議会からは様々な支援を頂くとともに、平成27年には地元の上富田町と、さらなる相互の連携と協力及び地域に貢献できる人材の育成を図るために「上富田町まちづくり連携交流協定」を締結しています。

 そして今、本校は新たな世紀を迎えました。そのような中で、思いを新たにし、今まで培われてきた「不易」の部分も大事にしながら、これからの国家及び地域社会の形成者として、様々な分野で貢献できる人間の育成を目指していきたいと考えています。今後も皆様方のご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願いします。